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2026年10月27日(火)意見募集

遺伝子組換え生ワクチン(犬用)は生物多様性影響なしで承認予定、意見は11月25日まで

原文のタイトル: 遺伝子組換え生ワクチン(犬用)の第一種使用等に関する承認に先立っての意見募集(パブリック・コメント)について

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AIによる要約

  • MSDアニマルヘルス株式会社が、犬パルボウイルスの遺伝子組換え生ワクチン株について、カルタヘナ法に基づく承認を申請
  • 学識経験者の意見では、定められた使い方を守れば生物多様性への影響のおそれはないとされ、農林水産大臣と環境大臣が承認予定
  • 意見募集は10月27日から11月25日まで。農林水産省か環境省のどちらか一方に出せば両省で考慮される
  • このワクチン株を含む製品は欧州で2020年12月に承認され、51か国で承認済み(2024年5月時点)
  • 申請書類では、元の株と違い今回の株は猫の体内でも増え、猫10頭中6頭で排泄が見られたと記載

重要な日付

  • 2020年12月9日(水)このワクチン株を含む製品が欧州で承認された日(申請書類による)
  • 2026年6月1日(月)MSDアニマルヘルス株式会社による第一種使用規程の承認申請日
  • 2026年10月27日(火)意見募集(パブリック・コメント)開始
  • 2026年11月25日(水)意見募集の締切(郵送は締切日必着)

解説

背景

遺伝子組換え生物は、カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)によって、野生の動植物に影響を与えないかを使う前に評価する仕組みになっています。環境中に広がるのを防がずに使うこと(第一種使用等)をする場合は、使う人が使用方法などのルール(第一種使用規程)を定め、農林水産省と環境省の承認を受ける必要があります。今回、MSDアニマルヘルス株式会社が2026年6月1日付で、犬パルボウイルス感染症を防ぐ遺伝子組換え生ワクチン株「改変VP2蛋白質遺伝子導入犬パルボウイルスCPV 630a株」の承認を申請しました。申請書類によると、国内の下痢の犬を対象にした2014〜2019年の調査では、2b型が92%、2a型が8%でした。また、2025年には国内で2c型の発生も報告されています。今回の発表は環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室が担当し、農林水産省と同時に発表されました。

何が決まった・変わるのか

国は申請について学識経験者から意見を聞きました。その結果、申請されたルールどおりに使えば生物多様性への影響が生じるおそれはないと認められたため、主務大臣である農林水産大臣と環境大臣が承認する予定です。その前に、国民から意見を募集します。承認の対象となる使い方は次のとおりです。運搬・保管(接種した犬の運搬・保管を含む)、治験(医薬品の承認に必要な臨床試験)での使用、医薬品医療機器等法の承認申請に沿った使用、犬への接種、感染性産業廃棄物の基準に沿った接種後の器具などの廃棄、それ以外の廃棄、これらに付随する行為です。接種するのは犬で、食用になる可能性はないとされています。申請書類によると、このワクチン株は国内で2000年から使われてきたワクチン株(CPV 154株)をベースにしています。これに2c型の野外株(Jes株)からとったカプシド(ウイルスの殻)の遺伝子を、2か所で弱毒化して組み込んだもので、犬パルボウイルス以外の生物の遺伝子は含まないとされています。申請者は、このワクチン株を含む混合ワクチンについて、国内での製造販売承認申請も予定しています。

誰に関係するか

主に犬の飼い主、獣医師、繁殖場やペットショップなど犬を扱う事業者に関係します。申請書類には、このワクチン株を接種した犬は約1週間、糞便中にウイルスを出すこと、猫にも感染し、試験では猫10頭中6頭で排泄が見られたことが書かれています。猫と一緒に暮らす家庭で気をつけることや、国内でいつから使えるようになるかは、資料には記載がありません。意見を出す場合は、締切が11月25日で郵送は締切日必着であること、電話では受け付けていないことに注意してください。

運営者コメント

評価できる点

承認する前に申請書類と学識経験者の意見を公開して意見を募っており、農林水産省と環境省のどちらに出しても両省で考慮される点は、参加しやすい仕組みです。申請書類には、犬だけでなく猫・フェレット・マウス・鶏での接種試験の結果や、欧州などでの使用実績も載っており、判断材料が一定程度そろっています。申請者は、国内で現在見られる2a・2b・2cの3つの型すべてに対して高い抗体反応を確認したと説明しています。

懸念される点・課題

申請書類によると、元のワクチン株は猫の体内で増えないのに対し、今回の株は猫の体内で増え、排泄や同居する猫への感染も確認されています。猫では軽く一時的な白血球数の低下以外に異常はなかったとされていますが、同じ書類には、野生動物での犬パルボウイルスの病原性について「未だ明らかになっていないことが多い」とも書かれています。また、遺伝子改変の具体的な内容など多くの部分が社外秘として非開示で、外部から検証しにくい点は課題です。

注目点・留意点

今回の手続きは、カルタヘナ法に基づく生物多様性への影響についての承認です。申請書類によると、医薬品医療機器等法に基づく国内での製造販売承認申請は別途予定されていますが、その時期は資料には記載がありません。学識経験者の意見(資料2)の詳しい内容は、当サイトが参照した本文には含まれていません。判断する際はe-Govで資料1・2を直接確認することをおすすめします。寄せられた意見の概要と国の考え方は、今後公表される予定です。

よくある質問

このワクチンのウイルスは人にうつりますか。

申請書類では、人を含む霊長類に犬パルボウイルスが感染した例は報告されておらず、人と動物の共通感染症ではないとされています。また、このワクチン株を含む製品は海外で2021年から販売されていますが、自然環境や人に問題が生じたという報告はないとされています。今回の株を使った人への影響試験については、資料には記載がありません。

このワクチンは国内でいつから使えるようになりますか。

資料には記載がありません。今回はカルタヘナ法に基づく承認に向けた意見募集です。申請書類によると、申請者は医薬品医療機器等法に基づく国内での製造販売承認申請を予定しています。

猫を飼っていますが、影響はありますか。

申請書類によると、今回の株は猫にも感染し、試験では猫10頭中6頭で直腸スワブ(肛門から採った検体)からウイルスが見つかり、同居する猫への感染も認められました。一方で、軽く一時的な白血球数の低下以外に臨床症状の異常はなかったとされています。家庭で気をつけることについては、資料には記載がありません。

意見はどうやって出せばよいですか。

e-Govの意見提出フォーム、郵送(〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室宛)、電子メール(bch@env.go.jp)のいずれかで提出できます。電話では受け付けていません。期間は2026年10月27日から11月25日までで、郵送は締切日必着です。農林水産省か環境省のどちらか一方に出せば両省で考慮されるため、両方に出す必要はありません。様式の詳細は意見募集要領で確認してください。

募集の結果はいつ分かりますか。

農林水産省と環境省は、寄せられた意見を考慮して承認するかどうかを決め、意見の概要とそれに対する考え方をまとめて公表する予定です。公表の時期は資料には記載がありません。

このページの要約・解説・よくある質問は、公表資料(原文)をもとに作成したものです(作成日時: 2026/10/27 20:08)。内容の正確さには注意を払っていますが、制度の詳細や最新の情報は必ず原文で確認してください。