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2026年9月30日(水)意見募集

環境基準の水域類型の指定改正案、東京湾の底層溶存酸素量に達成率と期限、10月29日締切

原文のタイトル: 海域が該当する環境基準の水域類型の指定に関する件(平成21年3月環境省告示第15号)の一部を改正する案に対する意見の募集について

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AIによる要約

  • 環境省が、東京湾の海底付近の水に溶けた酸素の量について、水域ごとの達成目標と期限を定める告示改正案を公表した
  • 8水域で目標達成率(50〜100%)と期限を設定し、うち4水域には10年程度以内の暫定目標も置く
  • 東京湾奥部②は酸素が少なくなりやすい水域で、目標と期限は「引き続き検討」として設定を見送った
  • 意見募集は2026年10月29日まで。e-Govか郵送(締切日必着)で提出でき、電話や匿名は不可
  • 公布と施行は、いずれも2026年11〜12月の予定とされている

重要な日付

  • 2017年10月23日(月)底層溶存酸素量の類型指定について中央環境審議会へ諮問
  • 2021年12月28日(火)東京湾の底層溶存酸素量の水域類型を初めて指定する告示
  • 2026年6月19日(金)中央環境審議会の水環境小委員会で東京湾の達成率・達成期間を審議
  • 2026年9月30日(水)改正案の公示・意見募集開始
  • 2026年10月29日(木)意見募集の締切(郵送は当日必着。e-Govの受付締切は10月30日0時0分)

解説

背景

水質の環境基準は、環境基本法にもとづいて国が定める目標です。このうち「底層溶存酸素量」(海や湖の底に近い層の水に溶けている酸素の量。以下「底層の酸素量」)は、魚や貝などが生きて繁殖できる場を守り、再生するための「維持することが望ましい環境上の条件」として、2016年3月に基準に加わりました。基準値は水域の区分(類型)ごとに、1リットルあたり4.0mg以上(生物1)、3.0mg以上(生物2)、2.0mg以上(生物3)です。東京湾では2021年12月28日の告示で初めて類型が指定されました。ただ、どの割合の地点で、いつまでに基準を満たすかという「達成率・達成期間」は課題として残っていました。2021年の答申では、類型を指定したあと5年間程度かけて情報を集め、それをもとに設定する考え方が示されていました。これを受けて2026年6月19日に中央環境審議会の小委員会が審議し、その結果をもとに今回の改正案がまとめられました。

何が決まった・変わるのか

改正案は、2009年3月の環境省告示第15号の表に、東京湾の水域ごとの「達成期間」と「目標とする達成率」を書き加えるものです。達成率とは、水域内の測定地点のうち基準を満たした地点の割合を指します。 - 東京湾口部、木更津港:目標100%を「直ちに達成」 - 川崎港・横浜港、千葉港:目標100%を「5〜10年以内でできるだけ早く達成」 - 東京港(目標100%、暫定50%)、東京湾奥部①(目標85%、暫定14%)、東京湾央部①(目標50%、暫定33%)、東京湾央部②(目標71%、暫定64%):目標の達成には長い期間がかかるとして、「暫定的な目標を10年程度以内に達成」 - 東京湾奥部②:設定なし これらの数値は、2014〜2023年度の10年間の測定結果と、守るべき魚介類(保全対象種)にとって重要な地点の評価を組み合わせて算出されています。あわせて報告案では、東京湾奥部①の4地点について、当面は年12回の調査のうち6〜10月を除いた7回で基準を満たすことを目指す、という考え方も示されています。公布・施行はいずれも2026年11〜12月の予定です。

誰に関係するか

東京湾に面する千葉県・東京都・神奈川県の自治体や、東京湾で漁業を営む人、湾の環境に関心がある人に関係します。目標を話し合った検討会には、千葉県と神奈川県の漁業協同組合連合会、都や県の担当者も参加しています。この改正によって企業や個人に新たな義務や規制がかかるかどうかは、資料には記載がありません。意見を出す場合は、2026年10月29日までにe-Govの意見提出フォームか郵送(締切日必着)で提出してください。電話や匿名での意見は受け付けられません。また、氏名などの個人情報を除き、意見の内容は公開される可能性があります。

運営者コメント

評価できる点

地点ごとの10年分の測定結果と、魚介類の生息・繁殖の場としての重要度を組み合わせて数値を出しており、計算の手順や地点ごとの判定が資料で公開されている点は評価できます。すぐには達成が難しい水域に10年程度の暫定目標を別に置き、段階的に改善を目指す形にしたことも、現状に即した設計といえます。漁業関係者や自治体、研究者が参加する検討会での協議を経た経緯も示されています。

懸念される点・課題

東京湾奥部①の10年程度以内の目標は14%(7地点中1地点)で、報告案自体が「現状では達成見込みが低く」、本来は0%だったと記しています。東京湾奥部②は目標そのものが設定されておらず、湾の奥ほど改善の見通しが立てにくい状況です。さらに報告案は、魚介類の生息状況を限られた情報から考察したことや、気候変動で夏の酸素量がさらに下がるおそれがあることを課題に挙げています。目標の根拠と実現性には不確かさが残ります。

注目点・留意点

達成率が目標に届かなかった場合に、誰が何をするのかは資料には記載がありません。改善策として覆砂や干潟の再生などが挙げられる一方で、海の栄養分を増やす管理を進めると海底付近の酸素が悪化する可能性も指摘されています。今後の注目点は、各年度の達成率がどう推移するか、必要に応じた見直しが行われるかです。今回示された設定方法が、伊勢湾・大阪湾など類型指定済みのほかの水域でどう使われるかも注目されます。

よくある質問

「底層溶存酸素量」とは何ですか?

海や湖の底に近い層の水に溶けている酸素の量です。底にすむ魚介類やそのエサになる生物が生きて繁殖できる場を守るために、2016年3月に環境基準になりました。基準値は日間平均値で、類型ごとに1リットルあたり4.0mg以上・3.0mg以上・2.0mg以上と決められています。

目標が100%ではない水域があるのはなぜですか?

資料によると、酸素量が一時的・部分的に下がっても、水域全体で生き物の集団が維持できなくなる可能性は低いと考えられています。そのため、すべての地点とすべての期間で基準を満たさなくても目的は達成できるとされ、地点の割合で目標を立てる方法がとられました。

いつから適用されますか?

公布と施行はいずれも2026年11〜12月の予定とされています。具体的な日付は資料には記載がありません。

東京湾奥部②に目標がないのはなぜですか?

この水域は、水質汚濁が問題になる前の昭和30年代前半にも酸素の少ない場所があり、もともと酸素が少なくなりやすい性質を持つとされています。今ある情報では設定が難しいため、今後の測定結果を踏まえて検討するとしています。いつ設定されるかは資料には記載がありません。

意見はどのように出せますか?

e-Govの意見提出フォームか、郵送で提出できます(締切は2026年10月29日、郵送は必着)。郵送する場合は、件名・氏名・住所・電話番号・メールアドレスと、意見の該当箇所・内容・理由を書き、A4の用紙で環境省水・大気環境局環境管理課へ送ります。電話や匿名での意見は受け付けられず、個別の回答もありません。

このページの要約・解説・よくある質問は、公表資料(原文)をもとに作成したものです(作成日時: 2026/10/01 20:11)。内容の正確さには注意を払っていますが、制度の詳細や最新の情報は必ず原文で確認してください。