行政の時間省庁・自治体の発表を、毎日ひとまとめに
2026年9月25日(金)発表

令和7年分政党交付金使途等報告書:10政党に315億円、宣伝事業費130.6%増

原文のタイトル: 令和7年分政党交付金使途等報告書等の概要

原文を開く

AIによる要約

  • 令和7年に10政党へ交付された政党交付金は総額315億37百万円。最多は自由民主党の131億62百万円でした。
  • 本部・支部合計の支出総額は357億72百万円で前年比3.0%減。経常経費は8.3%減、政治活動費は2.5%増でした。
  • 費目別では選挙関係費が65.2%減る一方、宣伝事業費は130.6%増と、支出の中身が大きく入れ替わりました。
  • 令和7年末の基金残高は203億64百万円で、前年末の246億24百万円から17.3%減りました。
  • みんなでつくる党は基金残高や支出総額を「不明」として報告書を提出しました。

重要な日付

  • 2025年7月20日(日)第27回参議院議員通常選挙(チームみらいが政党要件を満たす契機)
  • 2025年9月12日(金)チームみらいへの政党交付金の交付決定
  • 2026年1月1日(木)令和7年分の支部総数の基準日
  • 2026年4月30日(木)令和7年分使途等報告書の提出時点(資料の政党名表記の基準)
  • 2026年8月6日(木)れいわ新選組が「いのちの党」に名称変更
  • 2026年9月25日(金)令和7年分政党交付金使途等報告書等の概要を公表

解説

背景

政党交付金は、国から政党に交付されるお金です。政党助成法では、政党は毎年、政党交付金による支出などを記載した「使途等報告書」を、政党支部の分も含めて総務大臣に提出しなければならないと定めています(同法第17条、第18条)。提出期限は1月1日から起算して3か月以内で、その間に衆議院の総選挙や参議院の通常選挙の期間がかかる場合は4か月以内です。 総務大臣は、提出された報告書をインターネットで公表するとともに、閲覧できるようにすることとされています(同法第31条、第32条)。今回の資料は、この仕組みに基づき、令和7年分(2025年分)の報告書の内容を総務省自治行政局選挙部政党助成室が集計し、令和8年9月25日に概要として公表したものです。令和7年は7月20日に第27回参議院議員通常選挙が行われた年にあたります。

何が決まった・変わるのか

今回の資料で示された主な内容は次のとおりです。 1. 交付額 令和7年分の政党交付金は10政党に総額315億37百万円が交付されました。政党別では自由民主党131億62百万円、立憲民主党80億17百万円、日本維新の会31億60百万円、公明党25億4百万円、国民民主党22億35百万円、れいわ新選組9億65百万円、参政党9億15百万円、社会民主党2億83百万円、日本保守党2億47百万円、チームみらい48百万円です。チームみらいは参議院選挙後の届出に基づき令和7年9月12日に交付決定されてからの額です。 2. 支出 本部・支部合計の支出総額は357億72百万円(前年比3.0%減)でした。内訳は経常経費171億50百万円(8.3%減)、政治活動費186億21百万円(2.5%増)です。本部の支出は208億35百万円(15.2%増)、支部の支出は149億37百万円(20.5%減)でした。費目別では選挙関係費が28億22百万円(65.2%減)に減り、宣伝事業費が102億88百万円(130.6%増)に増えています。 3. 基金残高 令和7年末の基金残高は203億64百万円で、前年末より17.3%減りました。報告書を提出した支部数は1,031支部です。 4. その他 れいわ新選組は令和8年8月6日に「いのちの党」へ名称変更しましたが、資料は提出時点の名称で表記しています。教育無償化を実現する会とみんなでつくる党は政党要件を満たさない団体となりましたが、基金残高があるため引き続き報告書の提出が必要とされています。

誰に関係するか

この資料は、政党や政党支部の会計担当者だけでなく、政党のお金の使われ方を知りたい有権者全般に関係します。手続きや支払いが新たに発生するものではありません。 読む際には次の点に注意してください。資料の数値は四捨五入のため合計が一致しない場合があります。また「政党交付金等による支出」は、基金を取り崩して充てた分を含み、本部から支部への支給額を除いた純計です。令和7年は参議院選挙の年で、費目の増減には選挙の影響が反映されている可能性があります。各政党の報告書そのものは総務省が別途公表・閲覧に供するとされていますが、その閲覧方法の詳細は本資料には記載がありません。

運営者コメント

評価できる点

政党ごとの交付額、本部と支部それぞれの支出、人件費や宣伝事業費といった費目別の内訳、前年との増減まで一つの資料でまとめて公表されている点は評価できます。平成23年からの推移も掲載されており、選挙のある年とない年で支出の構成がどう変わるかを長期的に見比べられます。解散した支部の数値も内数として示されるなど、集計の範囲が明示されていることも、読者が数値を正しく読むうえで役立ちます。

懸念される点・課題

支出総額357億72百万円は交付額315億37百万円を上回り、基金残高が前年末より17.3%減っています。基金を取り崩して支出する構造が続いており、各政党の資金運営がどこまで持続的かは資料からは判断できません。また、みんなでつくる党のように基金残高や支出総額を「不明」とした報告書がそのまま集計に含まれている点は、制度の実効性という面で課題といえます。資料は表組みが多く、一般の読者が内容を読み取るには工夫が必要です。

注目点・留意点

令和7年は参議院選挙の年で、選挙関係費が大きく減り宣伝事業費が大きく増えるなど、費目の変動が目立ちます。どの費目に何が計上されるかは政党の判断も影響するため、単年の増減だけで評価するのは避け、複数年の推移と合わせて見ることが大切です。今後は、政党要件を失った団体の基金の扱いや、「不明」として提出された報告への対応がどうなるかが注目点です。今回の資料は概要であり、詳しい使途は各政党の報告書本体で確認する必要があります。

よくある質問

政党交付金はどの政党にいくら交付されましたか。

令和7年は10政党に総額315億37百万円が交付されました。多い順に、自由民主党131億62百万円、立憲民主党80億17百万円、日本維新の会31億60百万円、公明党25億4百万円、国民民主党22億35百万円、れいわ新選組9億65百万円、参政党9億15百万円、社会民主党2億83百万円、日本保守党2億47百万円、チームみらい48百万円です。交付額の算定方法については資料には記載がありません。

交付されたお金はどのように使われましたか。

本部・支部合計の支出総額は357億72百万円でした。このうち人件費や事務所費などの経常経費が171億50百万円、組織活動費や選挙関係費、宣伝事業費などの政治活動費が186億21百万円です。前年と比べると、選挙関係費が65.2%減った一方で、宣伝事業費が130.6%増えました。各政党がどの事業に具体的にいくら使ったかは、この概要資料には記載がありません。

支出が交付額より多いのはなぜですか。

資料の「政党交付金等による支出」には、政党や支部が前年までに積み立てた基金を取り崩して充てた分が含まれています。そのため、その年の交付額より支出が多くなることがあります。実際、令和7年末の基金残高は203億64百万円で、前年末の246億24百万円から減っています。

「不明」として報告した政党があると聞きましたが、どういうことですか。

みんなでつくる党から、令和6年末の基金残高、令和7年分の支出総額、令和7年末の基金残高などを「不明」とした使途等報告書が提出されたと資料に記載されています。同党は令和6年1月18日に政党助成法上の政党要件を満たさない団体となる届出をしましたが、基金残高があるため報告書の提出が引き続き必要とされています。総務省がこの報告にどう対応するかは資料には記載がありません。

各政党の報告書そのものはどこで見られますか。

政党助成法では、総務大臣が使途等報告書をインターネットで公表するとともに、閲覧に供することとされています。ただし、具体的な閲覧場所や掲載ページについては、この概要資料には記載がありません。問い合わせ先として総務省自治行政局選挙部政党助成室(直通03-5253-5582)が示されています。

このページの要約・解説・よくある質問は、公表資料(原文)をもとに作成したものです(作成日時: 2026/09/26 20:04)。内容の正確さには注意を払っていますが、制度の詳細や最新の情報は必ず原文で確認してください。