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2026年10月16日(金)意見募集

サッシの判断の基準改正案 木造以外の共同住宅用に目標値2.97、意見は11月16日まで

原文のタイトル: 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行規則(案)」、「サッシの性能の向上に関する熱損失防止建築材料製造事業者等の判断の基準等(案)」の改正に対する意見募集について

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AIによる要約

  • 木造以外の共同住宅に使うサッシ(窓枠)を、窓の省エネ性能の目標を定める「建材トップランナー制度」の対象に加える案です。
  • 目標基準値は熱貫流率2.97(W/㎡K)、目標年度は2030年度です。熱貫流率は熱の通しやすさで、小さいほど断熱性が高くなります。
  • 新しい区分では、窓の面積や開け閉めの形式は問わず、サッシの材質とガラスの種類ごとに決めた数値で性能を評価します。
  • 戸建て住宅と木造の共同住宅向けサッシの既存の目標基準値(1.87〜2.30)は、新旧対照表では変わっていません。
  • 意見募集は2026年11月16日17時締切。e-Gov、郵送、電子メールで受け付け、電話では受け付けません。施行日は空欄です。

重要な日付

  • 2025年3月31日(月)建築材料等判断基準ワーキンググループの取りまとめ公表
  • 2026年10月16日(金)改正案の公示・意見受付開始
  • 2026年11月16日(月)意見募集の締切(17時)

解説

背景

資料によると、住宅・建築物で使われるエネルギーのうち空調が20〜30%を占めています。また住宅では、冬に出ていく熱の約6割、夏に入ってくる熱の約7割が窓やドアなどの開口部を通っています。国は、メーカーに製品の省エネ性能の目標を示す「建材トップランナー制度」を運用しています。ただし、サッシとガラスの対象はこれまで、木造の戸建て住宅や低層の共同住宅、小規模な建築物向けに限られていました。令和7年(2025年)2月の「第7次エネルギー基本計画」には、窓などの目標基準値の改訂や対象の拡大に取り組むことが盛り込まれました。これを受け、総合資源エネルギー調査会の建築材料等判断基準ワーキンググループ(専門家の検討会)が2025年3月31日に取りまとめを公表しました。今回の省令と告示の改正案は、この取りまとめの内容を制度に反映するものです。

何が決まった・変わるのか

省令(施行規則)の改正案では、制度の対象となるサッシに、「木造の共同住宅以外の共同住宅」に使うサッシを加えます。告示の改正案では、この区分の目標基準値を熱貫流率2.97(W/㎡K)とし、開け閉めの形式による区分は設けません。性能は、窓の面積や開閉形式にかかわらず、サッシの材質とガラスの種類に応じて定めた数値で評価します。例えば、木製または樹脂製サッシ(複層ガラス)は2.16、アルミと樹脂などの複合材料製サッシ(複層ガラス)は中空層6mm超で2.51、6mm以下で3.23です。アルミ製サッシは複層ガラスで3.95または4.19、単板ガラスで6.26です。取りまとめによると、目標年度は2030年度です。2.97という値は、二重窓の外側や超高層部分にアルミサッシが一定の割合で残ることも考慮して計算しています。この値を達成すれば、二重窓全体として実際に取り付けられる窓の性能は2.47に相当するとしています。シャッター付き・雨戸付き・面格子付きのサッシや、防衛省の指定規格の防音サッシなどは対象外ですが、防耐火用サッシは対象に含めます。

誰に関係するか

直接関係するのは、サッシの製造事業者と輸入事業者です。取りまとめでは、生産量または輸入量のシェアがおおむね1%以上の事業者を対象としています。対象の事業者は、品名または形名、熱損失防止性能の値、事業者名をカタログなどに表示することが求められます。共同住宅の設計者や施工者、購入を考えている人にとっては、窓の性能を比べる手がかりになります。住んでいる人や建物の所有者に窓の交換を求める内容は、資料には記載がありません。施行日は空欄のため未定です。

運営者コメント

評価できる点

これまで制度の対象外だった木造以外の共同住宅のサッシについて、初めて目標基準値が示されます。注文生産が多く窓ごとの計算が難しいという事情を踏まえ、材質とガラスの種類で性能を決める簡単な評価方法を採ったことで、事業者の負担に配慮しています。目標値2.97の根拠についても、地域ごとの着工割合や二重窓の扱いを含めた計算過程が公表されています。外部の人でも数値の妥当性を確かめられる点は評価できます。

懸念される点・課題

2.97は、単板ガラスのアルミサッシが一定の割合で残ることを前提にした平均的な値です。窓1枚ごとの性能が大きく上がることを示す数字ではありません。オフィスビルなど非住宅のサッシと、その他建築物等用の複層ガラスは、建物用途別の出荷データが整っていないことを理由に目標値が決まっていません。夏の日差しの熱を左右する日射熱取得率も目標の指標には入っておらず、設計者が選ぶよう努めるという扱いにとどまっています。施行日も空欄のため、いつから効力を持つのかは現時点では分かりません。

注目点・留意点

取りまとめは、サッシメーカーが建物用途別の出荷データを2026年度末をめどに整えたうえで、2027年度をめどに達成状況を確認するとしています。必要に応じて目標を引き上げる方針も示しており、今回の数値は途中段階の基準と言えます。マンションなどの窓を比べるときは、カタログに載る熱貫流率の値が手がかりになります。ただし、ガラスの日射熱取得率や二重窓の有無でも住み心地は変わるため、一つの数値だけで判断しないよう留意が必要です。

よくある質問

今住んでいるマンションの窓を交換しなければならなくなりますか。

今回の改正案は、サッシの製造事業者などが目指す性能の基準(判断の基準)を定めるものです。住んでいる人や建物の所有者に窓の交換を求める内容は、資料には記載がありません。

いつから適用されますか。

省令案と告示案の施行日は「令和 年 月 日」と空欄で、具体的な日付は資料には記載がありません。目標年度は、取りまとめで2030年度とされています。

オフィスビルや店舗の窓も対象になりますか。

取りまとめでは、今回目標値を定めるのは中高層共同住宅用のサッシに限られます。非住宅用のサッシは、メーカーの建物用途別出荷データが整った後に目標値を設定するとしています。先に目標値を定めるべき建物用途がないかは、引き続き検討するとしています。

どの事業者が対象になりますか。

取りまとめでは、これまでのサッシの制度と同じく、生産量または輸入量のシェアがおおむね1%以上の製造事業者などを対象とするとしています。具体的な事業者名は資料には記載がありません。

意見はどうやって出せますか。

所定の意見提出用紙に日本語で記入し、e-Govの意見提出フォーム、郵送、電子メール(bzl-kenzai-tr@meti.go.jp)のいずれかで提出します。締切は2026年11月16日17時で、電話では受け付けていません。意見への個別の回答は行わないとされています。

このページの要約・解説・よくある質問は、公表資料(原文)をもとに作成したものです(作成日時: 2026/10/16 20:06)。内容の正確さには注意を払っていますが、制度の詳細や最新の情報は必ず原文で確認してください。