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2026年10月16日(金)発表

全国屋上・壁面緑化施工実績調査、令和7年屋上21.9haで前年増、1件当たり面積最高

原文のタイトル: 令和7年に国立競技場3個分の「屋上緑化」が創出~全国屋上・壁面緑化施工実績調査の結果~

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AIによる要約

  • 令和7年に新たに施工された屋上緑化は約21.9ha(国立競技場約3個分)、壁面緑化は約4.8haだった
  • 平成12年の調査開始から26年間の累計は、屋上緑化が約656ha、壁面緑化が約137ha
  • 屋上緑化の施工件数は579件で前年より減ったが、1件あたりの施工面積は過去最高になった
  • 屋上緑化は建物用途で「工場・倉庫・車庫」が38.3%、植栽で「複合植栽」が37.4%と最も多い
  • 令和6年と令和7年の数値は暫定値で、来年度以降の調査で変わる可能性がある

重要な日付

  • 2025年1月1日(水)調査対象期間の開始
  • 2025年12月31日(水)調査対象期間の終了
  • 2026年10月16日(金)国土交通省が調査結果を公表

解説

背景

屋上緑化・壁面緑化は、建物の屋上や壁に植物を植えて緑をつくる取り組みです。資料では、都市の気温が周辺より高くなる「ヒートアイランド現象」をやわらげること、美しく潤いのある都市空間をつくること、都市の脱炭素化などに役立つとされ、全国で取り組みが進んでいます。国土交通省(都市局公園緑地・景観課緑地環境室)は平成12年から全国の施工実績を調べており、今回は令和7年(2025年1月1日〜12月31日)の結果をまとめました。調査は全国の造園建設会社など573社に郵送でアンケートを送る方法で、280社が回答しました(回収率48.9%)。この調査は最大3年さかのぼって回答を求めるため、直近2年分(令和6年・令和7年)は暫定値です。

何が決まった・変わるのか

令和7年の施工面積は、屋上緑化が約21.9ha(218,797㎡)、壁面緑化が約4.8ha(47,886㎡)でした。前年の令和6年(暫定値)は屋上緑化155,067㎡、壁面緑化49,901㎡なので、屋上緑化は増え、壁面緑化はやや下回りました。施工件数は屋上緑化が579件(前年724件)、壁面緑化が271件(前年343件)と減りましたが、屋上緑化の1件あたり施工面積は377㎡で過去最高です。建物用途別では、屋上緑化は「工場・倉庫・車庫」が38.3%で最も高い割合でした。壁面緑化は「事務所」が最も多く、「商業施設」「工場・倉庫・車庫」と合わせて68.1%を占めます。植栽タイプは、屋上緑化が中高木などを組み合わせた「複合植栽」37.4%、「芝生主体」21.9%の順で、壁面緑化は「ツル性植物主体」が75.9%でした。屋上・壁面とも新築物件が多くを占めます。最近の傾向として、雨水をためたり地面にしみこませたりして流出を抑え、生き物の多様性も守る「グリーンインフラ」の事例が挙げられ、東海国立大学機構Common Nexus(名古屋市)と麻布台ヒルズ(東京都港区)が紹介されています。

誰に関係するか

建物の所有者や開発事業者、造園・建設会社、自治体で緑化を担当する人にとって、全国の動向を知る参考になる資料です。気をつけたい点は次のとおりです。この数値は回答した280社分を集計したもので、全国すべての緑化を数えたものではありません。令和7年の数値は1年目の暫定値で、令和5年の屋上緑化は暫定値157,420㎡から確定値184,204㎡へ約12%増えました。補助制度や義務化など、読者が手続きすることについては資料には記載がありません。

運営者コメント

評価できる点

平成12年から26年間、同じ枠組みで調査を続け、植栽タイプ別・建物用途別・都道府県別まで公表しているため、都市の緑化を長い期間で追える基礎資料になっています。暫定値があとからどれだけ修正されたかも表で示されており、数字の読み方に配慮しています。事例紹介では、雨水の管理や生物多様性など見た目以外の役割を、具体的な工法とあわせて説明している点も分かりやすいです。

懸念される点・課題

回収率は48.9%で、回答しなかった会社が施工した分は含まれません。年ごとの増減が実際の変化なのか、回答状況の違いによるものなのかは区別しにくい面があります。施工件数は屋上・壁面とも前年より減っており、資料では屋上緑化は平成20年、壁面緑化は平成23年をピークに減少傾向とされています。今回の面積増の理由については、資料には記載がありません。

注目点・留意点

前年と比べるときは、令和7年が1年目、令和6年が2年目の暫定値どうしの比較になる点に注意が必要です。過去の例では確定までに数値が増えています。また、表によって令和7年の合計が少し異なります(植栽タイプ別の屋上緑化は217,412㎡)。これは有効回答だけを集計しているためです。緑化による気温低下や脱炭素の効果を示す数値は、資料には記載がありません。

よくある質問

「国立競技場3個分」とはどのくらいの広さですか。

資料では国立競技場を約6.96haとしており、令和7年の屋上緑化約21.9haがその約3個分にあたる、と説明しています。

前年と比べて増えたのですか。

屋上緑化は令和6年の155,067㎡(暫定値)から218,797㎡(暫定値)に増えました。壁面緑化は49,901㎡から47,886㎡とやや下回りました。どちらも暫定値なので、今後の調査で変わる可能性があります。

この数字は全国すべての屋上緑化・壁面緑化を数えたものですか。

いいえ。全国の造園建設会社など573社へのアンケートに回答した280社(回収率48.9%)の施工実績を集計したものです。

自宅や自社ビルで屋上緑化をする場合、補助金などはありますか。

補助制度や支援策については、資料には記載がありません。

どのような事例が紹介されていますか。

東海国立大学機構Common Nexus(名古屋市、屋上緑化4,160㎡、2025年7月オープン)と、麻布台ヒルズ(東京都港区、屋上緑化8,864㎡、2023年完成)です。Common Nexusは傾斜屋根で雨水の流出を抑えるしくみを、麻布台ヒルズは蜂の巣状の仕切りで土を固定するジオセル工法などを採用しています。麻布台ヒルズは「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」で最高ランクのトリプルスターを取得しています。

このページの要約・解説・よくある質問は、公表資料(原文)をもとに作成したものです(作成日時: 2026/10/16 20:09)。内容の正確さには注意を払っていますが、制度の詳細や最新の情報は必ず原文で確認してください。